シャチ柄

音楽制作、物書き、Jリーグ観戦など私の趣味が炸裂する非営利ブログです。

20時45分 B-SIDE

もうひとつのブログ「ふにゃふにゃフィロソフィー」で、 フィクションらしいフィクションを書きました。

hiderino-akihito.hatenablog.com

創作物というのは、実は裏側にある設定やら背景やらを追ってこそ、 深みの出るものだと私は思っているのですが、 作者がその裏側をバァ~ン!と表立ってやるのもどーかと思いまして、 この「シャチ柄」というブログで完全趣味としてやらせていただこうかなと。

おしながき

・バーとジンバックについて
フランスベッド
TIMEXの腕時計
・フィクションに関してのスタンス


バーで呑む
という所からはじまる話。
モデルとなった私が通っていたバーはオリムピックによるホテル建設のための買収にあい、 遠方に移転して以来行っていない。

バーはだいたいの場合「2件目以降」となるので、 呑むものはカクテルかウィスキーなのだが、 カクテルなんぞにうとかった昔の私は、 「さわやかなヤツ」というオーダーでジントニックに出会い、そればかり呑んでいた。

以前読んだ「バーでの楽しみ方」みたいな本でも、 バー初心者はオーダー時に「さっぱりしたものを」と頼めば、問題無いとあった。

大概それで「ジントニック」が登場するし、 バーテンの腕を見るにも丁度良いカクテルらしいので、 あながち若かりし私も間違ってはいなかったのだ。

しかし、あれから酸いも甘いも覚えた私は、 より刺激的なものを求めて今では「ジンバック」をオーダーしている。 ジンにレモンジュースとジンジャーエールというレシピのソレは 「酸っぱい」オノレを演出してくれるのだ。

こないだネットラジオにゲスト出演した際にも、 週録1時間前にコソッと呑んでいたのは自分で作ったジンバックだった。 ちなみに収録1時間前というのは昼の12時頃。 太陽がサンサンしているときに呑む酒ってウマイよね。
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バーで居合わせる彦摩呂のような男に「フランスベッド」と 勝手にあだ名をつけて楽しむのが「20時45分」のひとつのポイントではある。

が。

その「フランスベッド」というのは単に思いつきで、特に他意はない。 むしろ途中で調べてみて、 「フランス」とは全く関係のない日本の会社名 であることに気づいたワケだ。

なぜにフランスベッドなのか

は掘り下げないが、妙に耳にひっかかるネーミングに、 私は「ロンドンパンク」のようなものを感じたのだが、 「フランスベッド」というワードを連呼していると、 だんだん訳がわからなくなってきていたのは事実。

もちろんそれがあって最後の「スイスフラン」なのだから、 布石としてはよかったが、ハッキリいてオチなかったと反省したよ、 オチなくてもいいんだけど。


話の中で、私は時計に目をやると20時45分を指していた。 そしてその後に「5分遅れの我が腕時計」としたが、 これは私が仕事で愛用している腕時計が関連している。

その時計は「TIMEX」の「オーバーサイズ・キャンパー」である。 ケース類はすべてプラスチックで出来ており、 軽くて弱い、おもちゃのような腕時計だ。 壊れたら買い換えればよいという概念の時計の為、

プライスもまぁ安い。
秒芯のカチコチ音がうるさい。
秒芯の目盛りがズレている。
暗闇で見えるようになる
「インディグロライト」が
ハッキリ言って見づらい。

レビューはそんなところ。

電池は長持ち…するのだが、ズバッと電池切れしない為、 いつまでもダラダラ動いている。 その影響により、私の腕時計の電池が弱っていると、 5分くらい遅れていたりするのだ。

その、5分。

どーでもいい設定だなぁと、我ながら思う。 1年くらいで壊れると思いきや、もう6年程使っている。 ここまで使い込むと「相棒感」が出てくるのも不思議だ。

実は腕時計でビジネスマンレベルを測ってくる輩ってのがいる。

高級なブランド時計
→金にうるさい

個性的なブランド時計
→仕事出来る

安物の時計
→仕事出来ない

といった感じで腕時計を見るなり、態度を変える輩が割と男に多い。 私はそんな視線を持つ男どもとは「そもそも」仕事をしない。 レベルを測りたきゃ仕事や立ち居振舞いを見ろ。 その篩(ふるい)にかけるためにオーバーサイズキャンパーなのだ。

個人的な趣味なら「ハミルトン」の腕時計にしたいが、 それは己の年収に相談することにして、 今は6年モノの相棒で充分である。


どんなに短くショーモネーフィクションであっても、 背景は作りこむのが私の流儀だ。

と、言ったら物々しく見えるだろうか。

なんてことはない。
身近なことを身近な言葉で綴っただけの記事である。 身近なものを仰々しくしてしまうのは 「己の小ささを隠している」ようなもので、 実は結構恥ずかしいことだと思う。

小さな物事ほどリアルで親しみやすいと感じるのは、 「恥ずかしくない程度」だからではないか。

だからきっと、私のフィクションに登場人物に名前を設定するのだとしたら、 キラキラネームにはせず、「田中久雄」とか「加藤恒夫」とかつけると思う。 「松宮楓」とか「白石蒼斗」では恥ずかしい。

そんな部分から、巷の小説感をひたすら出さないように意識して書くのが私のスタンス。

いい歳こいても変化を恐れない、
そんなオトナでいたいのです。

written by 日照ノ秋人 短くまとめられない己に喝!