著作権侵害が心外だ

YouTubeにボカロでのカバー曲をアップしたのですが、 今回はそこに立ちはだかった著作権の話ですねぇ。

そもそもYouTubeに動画をアップするということがわからなかった私。 夜毎、PCに向き合ってなんとか2曲を試験的にアップしました。

それが、
1曲目　天野月子／箱舟
2曲目　TMNETWORK／Resistance

なのですが、ＴＭ…の曲をアップした瞬間に、 「著作権侵害の警告」 などという文言がさりげなくついているじゃないですか！

天野月子さんの曲にはついていないものがなぜかＴＭ…にはつくのだな。 そうか、アイツか、小室だな。 でもどっちの小室だ？みつ子か？哲哉か？ ったく、ろくでもねぇヤツやな。さすが小室さんだな！

まぁ、ここで「著作権」についてYouTubeさんは教えてくれます。 そして「異議申し立て」に意欲を燃やしていた私は、 自分に誤りがあると気づきましたね。 楽曲はカバーであれ、すべての音を自分の機材で自作したとしても、 著作物のメロディーが酷似していれば「侵害」となりうるそうです。

私は歌詞が著作権侵害に該当したと思っていたのですが、 なんとメロディーの方だったとは驚きでした。 ※しかも全部でなく部分的に
もちろん、自作していない音源を使っていたらモロにダメなのですが、 自作音源でもダメというのは新発見でしたね。

それにしてもアップした瞬間に警告が来るって、 どんなチェックをしているのでしょうか。 旋律をロボが解析しているのだとしたら、 私が全て作った「Resistance」は本家のTMNetworkのものと同様のクオリティであると判断されたわけで、 いやむしろ私の作った方がより「Resistance」だったとロボは思ったことでしょう。

つまり私はＴＫに勝利したということで、ええ。 小室君には心置きなく引退してくれたまへと 毒くらい吐かせていただきたいですよ。

しかし、ボカロ練習用のカバー曲は実はもう1曲ありまして、 それはB'zの「YOU＆Ｉ」という曲なんですよ。 しかも全3曲の中で一番仕上がりが良いのです。 これも…その…アップした瞬間に「警告」が来るかは見ものでありますね。

なんせ、ＴＫに勝利した私がＴＡＫ（B'z）に勝利するのはもはや明白であり、 残りは「セイラ」のフェンスオブディフェンスくらいしか 敵はいないのですよ。（敵ってアンタ）

メロディーが酷似したのが問題なら、 「あ、この曲アノ曲にそっくりじゃん！」って曲も著作権侵害の警告が来てるだろうなぁって思っても口にしない努力を我々はしなきゃいけませんね。

ああ、清々した。

しかし天野月子さんに勝利できなかった事実だけが、くやしい。 ※天野月子さんの「箱舟」も2週間後に警告をいただきました。

カバー曲は私が「好き」と思った楽曲を選んでいます。 本当ならそんな名曲達が現代風にアレンジされて聴き継がれて欲しいのですが、 著作権やらで制限されてしまうのは実に惜しいと思います。

守るべきものは権利か。
それとも楽曲か。

権利じゃ後世には残らないよねってカッコつけさせてくださいな。

written by 日照ノ秋人　著作権が音楽の可能性を狭めている？